2018年になり、あっという間に日が過ぎていきます
気がついたら成人式が終わっていました
やはり今年も急性アルコールの患者さんが多数搬送されてきたようです
だれも死ななくてよかったです
手遅れになってからでは文字通り遅いので、今年もなんとか臨床だけでなく、研究・教育・公衆衛生への寄与度を上げていきたいと思います
一流救急医への道は遠いです・・・
さて一流といえば、正月お馴染みのテレビ番組、芸能人格付けチェックが有名です
あまりにもGacktさんが正解を続けるのでやらせではないかという意見も出ています
僕が思うに
全くそんなことはない
というのが正直なところ・・・
例えば楽器の話
今年は和楽器とおなじみの高級弦楽器が出題されました
僕は弟と見ていましたが、これらは即答です
わからない方がおかしい
くらいの勢い
別に僕らの耳がいいとかそういうことではなく、聴くポイントとでもいうべきものがあるのです
例えば和楽器でいえば、尺八の音の処理や、音の出だしでの息の合わせ方
こういったものがどれだけ洗練されているかというのが、気にすればよくわかります
(自分たちも管楽器演奏しているからかもしれませんが)
そこに着目(着耳?)すると、Aを聴いた時点で
「あらら?」
となるのです
では弦楽器は?
なかなかスピーカー音声ではわかりにくい部分があるかもしれませんが、そこそこの楽器にならないと、楽器がなりきらないので、薄っぺらい音になります
いいチェロ弾いた時は感涙ものでした
楽器全体が振動するのが体に伝わります
そして低音から高音まで均質な音がなります
というわけで、違いを聞き分ける際にはチェロの低音とバイオリンの高音域に注目(注耳?)していただけるとわかりやすいと思います
また、木が年齢を重ねるにつれ、湿っぽい音になります
これも楽器の特徴とも言えるので、「聞いたらわかる」というのは納得の発言です
ストラディバリウスは湿っぽく艶っぽい
なかなか言葉にして伝えるのは難しいところですが、教育ってそういうことだと思うので、一流救急医目指して、上手に人に伝えることを目標に今年も頑張ります
さてさて、タイトルに書いたあの曲ですが、格付けチェックはいろんなクラシックの名曲や映画音楽が使用されていることで知られています
みなさん気になっているチェックに使用する逸品を紹介するときの音楽
(トランペットががんばってるやつ)
あの正体ですが、あれはクラシック音楽ではありません
映画「新・三銃士(THE RETURN OF THE MUSKETEERS)」
のサントラから抜粋されています
King Returnsという曲です
スッキリしましたか?
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一流救急医ならば 〜格付けチェック攻略法とあの曲〜
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