あけましておめでとうございます
今年は年越し当直だったのですが、いつ年を跨いだのか不明な勢いで忙しかったです
年末年始はいろんな病院がお休みになります
救急科としてしっかりと立ち上げている病院を除けば、多くの病院で救急対応をしているのはバイト医師か各科持ち回りであることが多くなります
すると、診療科の間に置かれた患者さんや、重症度の高い患者さんが必然的に集約されることになります
一時救急科の患者さんが60名を超えました
こうなると、病状説明もままなりません
なんとかならぬものかと思いますが、こればかりはなんともかんとも・・・
最近はインフルエンザも流行を始めました
これが拍車をかけてすごい
外来には若者が多数受診されますし、救急車でインフルエンザに肺炎を合併した高齢者が搬送されます
治療は適材適所
最近ゾフルーザ(バロキサビル)という1回投与でよい内服薬も販売され、インフルエンザ治療薬は群雄割拠の時代を迎えておりますが、以前から述べているように僕は若者に必要な薬剤だと思っていません
特にゾフルーザは耐性も懸念されておりますので、ホイホイ使う薬剤ではないと個人的には考えております
インフルエンザ治療薬を積極的に使用してもよいかなと考えられるのは
高齢者
乳児
妊婦
慢性疾患を抱えている方
入院するほど重症の人
(食事できないとか、酸素必要とか)
の方々です
そうでない若い人は病院に行った方がしんどい目に会うかもしれません
インンフルエンザをもらって帰るということにもなりかねません・・・
今一度、インフルエンザ関連エントリーを参考になさっていただければ幸いです
お前は検査も治療もせんのかという疑問を抱かれるとも思いますが
僕がインフルエンザにかかった時にどうしたかは以前書きました
救急医がインフルエンザにかかった・・・(実際のところ、どう戦うか)
インフルエンザに関しては検査もしないし治療もしません
対症療法に使用するような薬剤は薬局でも購入できます
薬もあまり飲まず、プリン食べるくらいです
ともあれ
自分がかからないように注意しながら、このインフルエンザの波を乗り越えたいと思います
みなさま
今年も体に気をつけて!