今、JATECインストラクターをするために高知に来ております
高知は大好きな街
さて、JATECに絡めて、今日はちょっと子供との付き合い方について
最近、良い先輩について考える事が多いです
シミュレーショントレーニングの基本的な考え方が広く行き渡り、成人教育についての方法論も発達してきております
何かを教えるときは、ティーチングよりもコーチングが良いという事で、強制をするのではなく、いかに相手の主体性を引き出すかという事を主眼において指導にあたっています
JATECインストラクターをするときも、ポジティブフィードバックをしながら、相手に考えてもらい、自分の力で学習目標に到達してもらえるように促します
子育てにおいても、活かせる部分があるなぁと思うのです
良き友人であり、救急医仲間の先輩が、子供にNINTENDO Switchを買い与えるかどうかで悩んでいました
子供にゲームが悪影響を及ぼすかどうかについては諸説あると思いますが
僕の知る限り、テレビ視聴時間と発達に関係はなさそうですし、スマートフォンを与えても発達に影響があるというエビデンスはありません
ゲームについても同じではないかと推察しています
なぜか無意味に心配されているだけな気がします
うちにはNINTENDO Switchがあります
僕にサンタクロースが届けてくれたのですが、最近はもっぱら子供達が遊んでいます
僕は時間制限など特に設けておりません
途中で取り上げることもしません
ただし、この様な質問を投げかけます
「宿題とゲームどっちを先にやる?」
「バイオリンとゲームどっちを先にやる?」
主体的に考えさせるにあたり、子供に選択権を与えるというのは有効ではないかと思っています
治療に非協力的なお子様も、選択権を与えるとノッてくれることも多いです
「注射頑張ったらシール貼ろうか!アンパンマンとドラえもんどっちがいい?」
みたいな質問をすると、ちょっと主体的に治療に乗っかってくれます
あとは、どうでもいい事を選ばせたりします
「あっちのベッドで頑張ろうか?こっちのベッドで頑張ろうか?枕はこれがいい?あれがいい?」
自分で選んでいると思わせることは、主体的に考えさせる第一歩だと思います
さて、話をもどして
宿題とゲーム、どっちを先にやるか問題ですが、どっちでもいいのです
宿題だと答えてくれたら、宿題が終わってから疲れるまでゲームします
ゲームが先だと答えたら、いつから宿題をするか決めさせます
いつから宿題をしろとは言いません
自分でいつからするかを決めさせます
時間が来たら宿題です
自分で決めたのですから
あまりにも無謀な回答が返ってきたらアドバイスはします
「◯時に寝るとしたら◯分しかないけど宿題できるかね?」
こうすると割と文句を言わずにやってくれます
たまに
「もう宿題は終わった」
などと嘘をつく事もありますが、僕は怒りません
淡々と証拠を求めるだけです
「へぇ、偉いね。ところで、やったところ見せて頂戴。」
証明できなければ有るとは言えません
STAP細胞と同じです
嘘をつく事は他人を巻き込まない限り決して悪い事ではなく、自分が困るだけの事です
というわけでして
主体的にやらせるというのは難しいものですが、選択権を与える、もしくは選択しているという認識をさせるというのは大変有効なのではないかと思います
やめられなくなるという意見も聞かれますが、やめられなくなって何か困るのでしょうか?
やめられなくなって困るという心配を勉強に対してもしますか?
するとしたら何が心配なのでしょうか?
僕はほっといたら論文読み漁り続けますし、ゲームも40時間程度ならぶっ続けでやり続けてしまいます
仕事も40時間ぶっ続けとかあり得る優しい世界です
そういう人も世の中には必要です
やらなくてはならない事、やったほうがいい事だけはきちんとやって、自分が満足いくだけの睡眠時間が確保できるのであればいつまででも好きな事をやっていたら良いと思います
外で走り回ったり、実際に身体を動かして欲しいと願う親も多いと思いますが、僕の意見は
「うるせー!そう思うならテメーが一緒に走り回ってやれよ!」
です
一緒に楽器を弾いたり、一緒に泳いだりという事をたまにしかやってあげられていないのが心苦しいところですが、やって欲しいならまずは背中を見せなくては・・・
というわけで、一緒に走り回れない僕は子供達とゲームを楽しんでおります(どういうわけ?)
最近ハマっているのはマインクラフト
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自由度が高過ぎて、何でもできてしまいます
ついつい時間が経つのを忘れて、原稿書いたり勉強する時間を失ってしまいがちですが、そこはきちんと自制して仕事と両立する姿を見せておきたいです
子供達にとって人生最初の先輩が親ですから