先週の救急医学会@東京に引き続き
今週は感染症学会西日本地方会@沖縄に来ています
臨床と密接にリンクした研究や、よりマニアックな研究まで多彩に広げられており勉強になりました
個人的に興味があったのが
Corynebacteriumも肺炎の起炎菌としてしっかり認識しましょう
という話と
CRE(Carbapenem-resistant enterobacteriaceae)のセッション
coryneが培養で生えたら普通は汚染菌かな?と考えます
でも呼吸器系の基礎疾患がある人では実際に起炎菌となっている例があるようで、結構自分の中に警鐘を鳴らすきっかけとなりました
coryneも耐性化がいわれておりますので、注意して経過を見守ろうと思います
そしてCRE
人類はカルバペネム耐性腸内細菌科細菌に脅かされ始めています
なんとか他の薬剤(コリスチンやチゲサイクリン)とカルバペネム併用療法をおこなったり、ダブルカルバペネムをぶつけることで救命率を上げられるのではないかということです
ダブルカルバペネムってすごい・・・
CAZ/AVI(セフタジジム/アビバクタム)などの開発もされていますが、結局カルバペネムをいかに温存するかということを考えていかねばならないのです
抗菌薬の適正使用
これに尽きます
これはもちろん、使わなくていいときに使わないということだけではなく、使わなくてはならない時を適切に見極めるということも含みます
当たり前やんと思われるかもしれませんが、この当たり前のことが本当に難しいのです・・・
今後も仲間と精進します
ちなみに
自分の発表もあったのですが、友人に質問をいただいたり、座長に食いつかれたり大変盛り上がりました★
今日で学会もひと段落
今年も様々な勉強会や学会に参加していろいろ勉強になりました
(`・ω・´)ゞ