今日は開業医さん向けの講演会に行ってきます
当院は年に2回、開業医さんと院内Dr.に向けた講演会を開いており、今回は僕に白羽の矢が立ちました
テーマは
「敗血症の早期認知、当院の集中治療の実際」
半年くらい前に話をいただいて、そういえばこれくらいの時期に新しい診断基準でるんじゃねぇかなと思って敗血症の話をすることにしていましたが、ドンピシャでした
リクエストとして、旅行医学の話はどうかと言われて、航空機や新幹線などでの医療について話して欲しいみたいな打診もあったのですが・・・・それはそれでJALの問題もあったのでやればよかったかなと思ったり・・・
まぁそれはまたの機会に・・・・
新しい定義と診断基準が発表され、早期認知への機運が高まっている敗血症ですが、開業医さんから敗血症患者さんを早い段階で紹介していただければ、それだけ救命につなげられます
ここ3年、当院救命センターで管理した敗血症性ショック患者さんの平均年齢は76歳
命助かってもADLが下がり元の生活に戻るのが困難な人が多くいらっしゃるのも事実です
出口問題の解決も大切な問題かもしれませんが、入口問題もクロースアップされてしかるべきと思います!
敗血症性ショックは新基準で40%と言われる死亡率ですが、昨年一年の当院ICUで管理した方の死亡率は20%
それだけ見るとよくやっているという結果かもしれませんが、もっと救命できる人はいるはず
早期発見、早期治療!!
ERとICUだけの努力では成し遂げられない、地域の力が今後必要なのです
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開業医さん向け講演
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