あっ!
というまに一週間が経ちました・・・
先週僕は救急医学会の近畿地方会に参加していました
当院からは研修医中心に多数の演題を出しておりました
なんと一般演題の12%が当院からのものでした!!
臨床ばかりやっていて勉強しないというようなレッテルを貼られていた病院からは一線を画す活躍ぶりでした
(自分で言うな)
研修医たちのスライド直しをしつつ、学会発表で気をつけるポイントやスライド作成のポイントを学んでもらいました
発表内容の隙も共有して、来るであろう質問対策も練りました
本番では知り合いの先生方中心に様々質問いただきました
「絶対に○○って質問が来るからな!」
って事前に言っていた質問をいくつかいただきましたが、想定外の質問もいただきました
でもしっかり返答している研修医を見て
「成長したなぁ・・・」
としみじみ感じました
(>_<)
いや待て・・・
成長が
量的に測定できるものが加齢とともに一定の規則に従って増加する過程
を指すのに対して
発達は
発育とともに学習により一定の規則に従って機能を獲得する過程
を指すので
この場合は医師として
「発達したなぁ・・・」
と感慨にふけるのが正解かもしれません
(^_^;)
まぁどうでもいい話は置いといて
発表を終えたときの研修医の充実した顔はなんともいえません
(>_<)
直前に同時多発的にスライド修正をおねだりしてくる研修医たちにイラっとしたのはここだけの話ですが、頑張ってよかったし頑張ってもらってよかったです
次回はもう少し早めに準備して、さらなる発達を目指してほしいものです
(ノ_-。)
さて、この学会のメインテーマは
「多種多様なERのかたち‐自分もかかりたいERをめざして」
と言うことで
・ER型救急を発展させるにはどうしたらいいのか
・現状の問題をERで解決できるのか
・ER型救急に何か問題はないのか
などということを議論しました
特別講演に福井大学の林寛之先生に来ていただき、ER型救急の目指すところや、福井大学のERシステムを教えていただきました
講演の中で
ER型救急の経験をした各科専門医を世に広めること
が、日本の救急医療発展の鍵であると述べておられました
今研修医たちが経験しているER診療が、将来日本の未来を変える日が来るかもしれません
ちなみに僕は特別講演のあとのシンポジウムに、恥ずかしながらシンポジストとして登壇し、当院のERシステムや課題についてお話ししました
ERシステムの維持には設備はもちろんですが、人材も必要です
病院として、地域としてどこまでそこに資源を避けるかがキーポイントだと僕は思っています
あとERで入院が妥当と判断したけど、入院先がなかなか決まらない場合の患者さんをどうするかという点がよく問題になります
尿路感染症で敗血症になりふらついて転倒して腰椎圧迫骨折と頭部挫創を負った患者さん
何科に入院になりますかね??
決まらんですよね・・・
もうこれは救急部で管理するしかないようです
総合内科とか総合診療科がしっかり立ち上がっていて、主科を決めにくい患者さんの入院管理を引き受ける部署が決まっていればいのですが、そうでなければ救急部で管理するのがスムーズなのかもしれません
福井大学でも主科を決めにくい患者さんの入院管理を行っているということでした
林先生みたいに明るく「頑張ろーぜ」と言われるとやる気になりますね
今週は3当直でちょっとヘロヘロですが、明日は東京で遺伝性血管性浮腫のシンポジウムがあるので行ってきます
今年度もラストスパート!!
楽しくがんばろう