超音波検査って
無害で
廉価で
それでいて多量の情報が得られる最高の検査だと思うのですが、なかなか研修医に浸透しません
ついついレントゲンやCTなどの放射線検査頼りになってしまうのです
あれこれの理由があると思いますが
自分の手を動かすことに自信がない
主観的なデータとなってしまう恐れがある
と思われがちなあたりにハードルがあるのではないかと考えています
理解できなくもないです
術者の技術に左右される部分が多少あります
とはいえ、身体診察も同じような部分がありますよね
僕には聞こえる音が研修医に聞こえなかったり、僕には見えるものが研修医には見えなかったりすることもままあります
でも、なんとか自分の体一つで診察出来るようにということで、日々勉強してくれているわけです
ここでもう一歩
身体診察の延長のようにエコーを使えると、できることの幅が広がりますし、無用な放射線検査を減らせるかもしれません
どこかに救急でのエコー利用のノウハウをまとめた一冊があったらいいなと思うわけです
思いますよね?
思ってくれたみなさんに一冊紹介します
月間エマログという、救急に携わる若手医師、看護師向けの雑誌の増刊号で、救急エコーのまとめをしてくれました
僕も肺エコーのところで執筆担当しました
僕のエコー像もふんだんに使いました
(自分に自分でエコーあてて画像保存していく作業はちょっと寂しかったです)
なるべく苦手意識を払拭できるようにと思って頑張ったので、ぜひ手にとってみてください!