臨床救急医学会に行ってきました
(´∀`)
プレホスピタルケアを頑張っている施設の活躍を垣間見たり
救急隊が現場で難渋した経験を共有したり
他施設の看護師や薬剤師の考えに触れたり
非常に有意義な時間を過ごすことができました
反省するとともに参考になったなと思ったのが、院内急変コールへの対応を見直している施設がいくつかあったこと
やり方を見直していたり、急変への対応、予期せぬ心肺停止が起こらないようにどうするかを検討したものなど、勉強になりました
中でも面白かったものを紹介します
ポスター発表で岡山大学が出していたのですが
あらかじめ救急コールがいく人間を決めておいて
各病棟に設置されたCallボタンを押すとそのメンバーのPHSにメールが送信される
というシステムです
当院は以前にも書きましたが、急変時は
「ナカムラコール」
というスタットコールをかけます
内線電話かPHSでスタットコール用の番号を押すと自動的に全館放送がかかるようになっており
「ナカムラ先生、ナカムラ先生、1階CT室までお願いします」
といった感じの全館放送をかけます
中村先生という実際にはいないDr.の名前で全館放送をかけることで、職員は急変だと気がつくのです
(実は数年前から、史上初の本物のナカムラ先生が入職されているので、今や意味不明な名前のシステムになってしまいましたが・・・)
これを全館放送かけずに、特定のかけつけてほしいスタッフに連絡するのが岡大のシステムなわけです
メールシステムにしたら、緊急時のコールの閾値がさがり、しかしオーバートリアージはなかったということです
病棟や手術室、検査室以外の場所(つまりボタンがないところ)での急変発生に弱いという欠点があるようですが、非常に素晴らしいシステムだと思いました
やっぱり全館放送かけるのは勇気がいるものです
とはいえ多少のオーバートリアージを許容してもやるときはやらねば
あと何より素晴らしいのが、きちんとメンバーを選定していること
院内急変でスタットコールをかけたら、多くの医師がかけつけて烏合の衆となってしまい、誰がリーダーかもよくわからんし、指示は誰の指示を聞いていいのかわからんという危険極まりない状況が出来上がることもままあります
この辺は当院でもうまく現状を変えていって、他施設に紹介できるようないいシステム作りたいです
さてさて
明日は久々のOFF!!!
(本当はレジナビみたいなのあったけど断ってしまった・・・)
ゆっくり過ごして月曜日からまた頑張ります!!!