友人の救急医がマラソン中に倒れた若い女性の救命をしていました
たまたま後ろを走っていて、倒れたところへ駆けつけて心肺停止と判断
AED使用して救急隊到着時には意識も改善
医師として普通のことだと、全くひけらかさないところが本当にイケメンだと思う
ちなみに台北で一緒に小籠包食ってた男です
こういう人間にならんといかんなと後輩ながら見習おうと思った次第です
で、この街中のCPRについてふと思ったんですが
AEDの中に人工呼吸用のフェイスシールドを入れることってできないのかなぁ・・・
なかなかポケットマスクやフェイスシールドをもっている人っていないんですよね
ACLSガイドラインでもまずは胸骨圧迫だということで人工呼吸の優先順位が下がりましたが、それでも時間が経てば徐々に酸素濃度は下がります
AED到着と同時に衛生面が確保された人工呼吸が可能となればみんなハッピーではないかと思うんです
複雑なことを要求しない方が物事がうまくいくのかもしれないし、消費期限の問題があったりするのかもしれませんが・・・
浅はかな救急医の思いつきなので独り言だと思ってください・・・
そういえば、この間開業医さんが目の前で発生した心肺停止に全力で立ち向かい、救命につなげるという事案が・・・
倒れた老婦人を前にやり慣れないCPRを施行
院内のAEDを持ってきて装着
胸骨圧迫しつつAEDを使用
救急隊到着までは時間があるので人工呼吸も行いたいがBVM(バッグバルブマスク)がない!
意を決してマウストゥマウスで人工呼吸
命が助かったのでこのキスの価値はプライスレスなわけですが
人工呼吸は30分まで242点と決まっています
( ̄ー ̄;
「あんなに頑張って・・・しかも俺のキスは2400円かっ!」
と毒づいておりましたが、保険請求できる場でなければ無償行為となります
いつでも無償というのはバランスの問題からどうかと思いますが、奉仕の心は常々持っておきたいなと思います